琉球日和　嘉手納本店

ここまで革を変化させます

付き合い始めの頃は水に濡れただけであたふたして
少しガリっと削っただけでこの世が終わったようなショックを受け
座る時には気を使い
毎日のようにナデナデして
まるでお姫様を彼女にしたような…

時は経ち慣れてくると付き合い始めの頃の優しさはなくなり
雑に扱う毎日
濡れた手で当たり前のように触り
時には乱暴に放り出したり

メンテ時にふと見つめてみる
共に歩いた２年半、傷もシミもアジとなり
過ごした歳月を物語る輝きは
これから起こる何かを感じさせる。

「これからもよろしくね」って思わず言いたくなった

最後まで読んでくれてありがとう